免許を取得して、初の自家用車での運転はとても緊張していました。まだ、一人で公道に出る勇気はなかったので、隣に母親を乗せていたと思います。
母親に色々と指摘されながら、運転をこなしていきました。

そんな時に渋滞につかまり、なかなか進まずに緊張の糸は徐々に切れていきました。信号が変わったことも気づかないで、ぼうっとしていました。すると、後ろからクラクションを鳴らされ、思わず慌ててしまいました。その時にアクセルを必要以上に踏んでしまい、ジェットコースターのような加速を経験しました。びっくりして急ブレーキを踏みましたが、その時の母親の顔は今でも忘れられません。

本当に怖くて、しばらくは車に乗ることを拒否していました。一歩間違えれば事故になっていました。今もそのことを忘れずに、ドライブレコーダーやレーダー探知機もきちんと取り付けて、常に平常心でいることを心がけ、慌てないようにしています。安全運転、安全運転と呪文のように唱え、無事に帰ることが出来るとホッとします。